献血ルームの看護師の仕事内容

献血と聞くと、巡回の献血バスのイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では駅前などに、明るくて綺麗な献血ルームが設置されているのを良く見かけませんか? このような献血ルームにおいても、看護師が働ているのですが、このような場所で働く看護師は、毎日どんなお仕事をしているのでしょうか。 みなさんが気になる所をお伝えしていきますね。 献血と言うと、病気や事故などで血液を必要としている人の為に健康な方の血を善意で提供していただく事とイメージするのではないかと思うのですが、最近ではただ血液を提供していただくだけではなく、血液を提供してくださったドナーの方に対し、採取した血液の検査結果から、保健指導なども行っているんですよ。 献血ルームで働くナースの1日は、具体的にどんな流れについてご紹介しますね。 まずは、献血を受ける方が来られたら、受付を行い、医師による簡単な問診と診察が行われます。 その間、看護師もドナーの様子に異常が見られないか、そっと観察を行います。 医師の診察が終了し、献血の可否が出たら、献血が受けられない方には、どういった理由で今回の献血は受けられないのか、また期間を空けて次回献血に参加してもらえるようにお礼を告げます。 献血が可能になった方は、献血用のベッドへ案内し、採血キッドや機械の設定・準備を行います。 準備が整えば、いよいよ穿刺をして献血が始まるのですが、ドナーの中には緊張をしていたり、恐怖心のある方もいらっしゃいますので、ドナーの心を落ち着けるように、気軽な会話などをしながら準備を進めるのですが、準備から穿刺までは、できるだけ失敗なくすばやく行う事が肝心です。 献血の途中も、ドナーが気分が悪くなったり、体調が急変されていないか、チェックをしながら採血をおおないます。 献血が終了すると、ドナーの方には、しばらく休憩をしていただきます。 おおざっぱではありますが、献血ルームの仕事はこのような流れになっています。 ■献血ルームの仕事は大変? 献血ルームは明るくて清潔で魅力的な職場だけど、注射の技術にあまり自信がなくて・・・と就職を迷っている看護師もいらっしゃるかもしれませんね。 献血ルームですから、その仕事のほとんどは穿刺となりますから、注射が苦手だと不安になるのも当然ですよね。 けれども、献血ルームで仕事を開始する前に血液センターで研修をしっかりと受ける事ができますので、心配ありませんよ。 研修内容もとても細かい点まで指導していただけますので、穿刺の技術も研修が終わるころには、みなさん格段に上達しているんですよ。 献血ルームでの基本的な仕事と言えば、やはり採血がメインの仕事になるのですが、意外とその他の仕事もたくさんあるんですよ。 例えば採血に関する資料や、レポートの作成などもあります。 レポートにはンシデント・アクシデントレポート・ヒヤリハットレポートのような、患者さんに傷害を及ぼすことはなかったものの、ヒヤリとした事例などをレポートととして まとめなければなりません。 このようなレポートはないに越したことはありませんが、たくさんのドナーがいれば、どうしてもアクシデントはつきものですので、同じような事例を繰り返さない為にも、レポートを作成し、注意を促す事は大切な仕事となります。 さらに、献血センターは日本赤十字社が運営していますので、そのようなレポートも、とても細かい所まで提出を求められますので、当然の仕事として細部まで記入する習慣を付けておいた方が良いでしょう。 ■献血専門ナースのお給料は? 看護師は全般的に給料の高い職業とされていますが、献血ルームや血液センターで働いている看護師は、どれぐらいのお給料をいただいているのか気になりますよね。 印象としては、お仕事もそれほどきつくなさそうで、残業や夜勤もなさそう。 休日出勤もなさそうなので、お給料は病棟勤務の看護師よりは安いのでしょうけれど、どれ位差があるのでしょうね。 お給料や求人情報を実際に献血ルームに勤務されている看護師から伺いましたので、ご紹介しますね。 献血の看護師は、日本赤十字社の血液センターで求人募集が行われているのですが、血液センターは全国にあり、それぞれの血液センターによって、雇用条件や雇用形態が異なっています。 また、最初から正社員としての採用は少なく、大半は嘱託社員としての勤務でスタートされる方が多いようです。 ですので、一例として挙げる事しかできないのですが、神奈川県の血液センターの求人を例として紹介しますね。 嘱託勤務の時給制の場合、約1,500円、土日祝日であれば1,900円前後となるようです。 そして、そこに資格や経験・年齢などが加算されていくようです。 日給制の例としては、大阪府の血液センターをご紹介します。 こちらの血液センターでは日給制となっていて、1日約12,000円、土日祝日であれば約13,000円となるようです。 また、こちらの血液センターでは年2回賞与が支給されるそうですよ。 こうして比べると、血液センターによって待遇はかなり違いがあるようですので、気になる血液センターがある場合には一度調べてみてくださいね。 ■月給制の看護師もいるの? 血液センターに正社員として勤務している看護師の給料はいくらぐらいなのでしょうか。 こちらは北海道の日本赤十字血液センターの正社員の求人を探してみましたよ。 こちらでは、基本給が19万円〜26万円支給され、それに経験年数が加算されます。 その他にも色々な手当てがあり、1カ月6万円が限度の通勤手当、3万円が限度の住居手当、家族の扶養手当などは、一般的にどの地域でも至急される手当でしょうけれども、北海道ならではの寒冷地手当という物もあり、11月〜3月の間に9千円〜3万円程度が支給されるようですよ。 このような様々な手当てがつき、賞与は年2回、平成25年度の実績では3.95か月分支給されています。 日本赤十字社の献血ナースとして働いていいる方はいくら位給料をもらっておられるのか、気になったので実際に聞いてみましたよ。 血液センターをはじめとする日本赤十字社で勤務する看護師の給料は準公務員のような水準になっています。 という事は、公的な病院で働いている看護師と同レベルの給料水準という事ですね。 しかし、献血のナースですと、夜勤のない日勤のみの勤務ですし、残業もほどありません。 そういった点を考えるとやはり、一般的な病棟勤務の看護師と比較すると給料は低めになりますね。 けれども、日勤のみですし、仕事の大変さなども考慮すると妥当な金額であると納得をする看護師が多いようです。